商工ローンとはどういうものを指すのでしょうか？ビジネスローンとは違うのでしょうか？ここでは商工ローンについて解説します。
商工ローンとは
商工ローンとは、消費者金融などのノンバンクが中小企業・零細企業・個人事業主に行う法人向けローンの総称です。
商工ローンは融資主体が銀行か？ノンバンクか？で分けられています。
- 銀行が行う融資 → 銀行融資（銀行プロパー融資）
- ノンバンクが行う融資 → 商工ローン
ということになります。
商工ローンでは、担保を必要としたり、連帯保証人を付けたりすることもあり、ビジネスローンとは違う定義になります。
商工ローンとビジネスローンの違い
融資主体が違う
商工ローンはノンバンク（消費者金融やクレジットカード会社）が行う融資商品ですが、ビジネスローンは銀行が提供することもあれば、ノンバンクが提供することもあるのです。
担保と保証人の扱いが違う
ビジネスローンというのは法人向け無担保ローンであることが一般的です。第三者保証人も必要ないことがビジネスローンの特徴と言っていいでしょう。
商工ローンの場合には、担保が有担保であることも、無担保であることもあるのです。保証人も連帯保証が必要なケースがあれば保証人不要なケースもあるのです。
徐々にビジネスローンと一体化してきている
前述した通りで、商工ローンとビジネスローンは基本的には似ている金融商品なのですが、定義が異なるものなのです。
しかし、商工ローンの方は高金利、取り立ての社会問題化などがあり敬遠されがちであること、貸金業法自体が改正され、取り締まりが強化されたことなどから、「商工ローン」と名乗るのを辞めるノンバンクが増えているのが実態です。
「商工ローン」の提供を辞めて、無担保、第三者保証人なしの「ビジネスローン」として新しい金融商品に切りかえているノンバンクが増えてきているのです。
今後は、ビジネスローンという呼び名で統一されていくのではないでしょうか。
まとめ
今では商工ローンよりもビジネスローンが一般化しています。無担保、第三者保証人なしで借りられる分ビジネスローンを選んだ方がメリットが大きいのです。
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