ビジネスローンは保証人不要・保証人なしの無担保ローンとして利用者にとって便利な資金調達方法になっています。
ここではビジネスローンの保証人について解説します。
そもそも保証人とは
保証人とは、お金を借りた人(債務者)が返済または支払ができない場合、「その人に代わって借りたお金を返済する」という責任を持つことを言います。
つまり、お金を借りてもいないのに、お金を借りた個人・法人が返済できない状態(倒産や破産・返済遅延)になってしまった場合にお金を返す義務が発生することを言うのです。
昔から「保証人だけはなるな。」と言われているのは、借りてもいないお金を返済するということで自分自身が破産する方も少なくないからなのです。
連帯保証人と保証人の違い
保証人は債権者からお金の返済を求められても、「まずは借りた本人(債務者)に返済請求してほしい」(催告の抗弁権)と言うことができます。連絡もつく状態であれば、本人に先に取り立ててくれと言うことができるのです。
しかし、連帯保証人の場合は、お金を借りた人(債務者)と同じ責任を持つのです。つまり、返済途中で債権者に返済を迫られても、支払う義務があるのです。連帯保証人自信がお金を借りたときと同じ債務を負うのです。
とくに注意したい事業資金での保証人
法人経営者や個人事業主が銀行融資などを受ける際に保証人を求められるケースも多いのですが、保証人を気軽に家族や親友などにお願いしてしまうと、事業が破たんした際に家族や親友に取り立て請求が行ってしまうので、多大な迷惑をかけることになってしまいます。
これが個人のカードローンなどであれば金額も数十万で収まるかもしれませんが、事業への資金となると簡単に数百万円単位になってしまいます。この金額の保証人が必要になると言うことは、保証人になってもらう側も、依頼するがたも慎重になる必要があるのです。
だからこそ、保証人不要・保証人なしのビジネスローンが多くの法人経営者や個人事業主に選ばれているのです。
ビジネスローンの保証人は本当に不要なの?
ビジネスローンにも保証人不要と記載されていても、2つの種類があります。
- 個人事業主 → 保証人不要
- 法人経営者 → 第三者保証人不要
とビジネスローンのウェブサイトには書かれているケースがあります。
簡単に言うと
法人の場合には、融資先が法人格になるため、代表(社長)が連帯保証人になる必要があるのです。そのため、他の人が保証人になる必要はありませんが、ビジネスローンに申込む本人は法人との連帯保証人ということになります。
個人事業主の場合には個人そのものに対する融資なので、連帯保証なども必要ないのです。
どちらにしても、他の人に保証人を依頼する必要はなく、本人が借りたお金に対して債務を負うものなので、他の人に迷惑をかける可能性がないのです。
まとめ
ビジネスローンでは、第三者の保証人が必要ない為、家族や親友などに万が一会社が倒産したとしても、迷惑をかけることがない安心感があるローンサービスと言えるでしょう。
金額が大きな事業資金だからこそ、保証人の有無というのは重要なのです。