目次
ビジネスローンで融資を受けたら、返済はどのようにして行けば良いのでしょうか?ビジネスローンの返済方法について解説します。
ビジネスローンの返済方法
1.リボルビング払い(残高スライドリボルビング方式)
ローンカード型のビジネスローンに多いのが「リボルビング払い」という返済方法です。
リボルビングというのは、良くアニメなどで見るようなリボルバー(回転式)の拳銃が語源になっていて、充填する返済の仕方ということになります。
簡単に言えば
借入残高に応じて最低返済額が決ってくる方式
なのです。
残高に対して、毎月の返済額が決まってきます。
オリックスVIPローンカード BUSINESSの場合
ご利用直後の残高 | 毎月返済額 |
---|---|
~50万円以内 | 15,000円 |
50万円超~100万円以内 | 25,000円 |
100万円超~200万円以内 | 40,000円 |
200万円超~300万円以内 | 60,000円 |
300万円超~400万円以内 | 70,000円 |
400万円超~500万円以内 | 80,000円 |
となっており、返済が進んで借入残高が減ると毎月返済しなければならない金額も少なくなっていくのです。
2.元利均等返済
元利均等返済というのは、「元金の返済額+利息の返済額」の合計金額が常に一定になるように返済をしていく方法です。
ビジネクストの場合
元金定率リボルビング方式(定率2.0%)となっていますが、名前こそ「リボルビング払い」という名称が入っていますが、これはリボルビング払いというよりは元利均等返済と言っていいでしょう。
支払回数 | 支払元金 | 支払利息 | 支払総額 | 元金残高 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 40,000 | 24,657 | 64,657 | 1,960,000 |
10回目 | 40,000 | 20,219 | 60,219 | 1,600,000 |
30回目 | 40,000 | 10,356 | 50,356 | 800,000 |
50回目 | 40,000 | 493 | 40,493 | 0 |
となっており、毎月の返済額は200万円の元金に対して定率の2%、つまり4万円で固定されるのです。ただし、返済がすすめばその返済が元金に充当される額が大きくなっていきます。
最初から最後まで毎月の返済額が一定なのが元利均等返済の特徴です。
3.一括返済
ビジネスローンの場合は、銀行融資がおりるまでのつなぎ資金である場合などがあるため、一括返済というのも選択肢になっています。
銀行から融資が降りたら、ビジネスローンはそのお金で一括返済するというものです。
ビジネスローンでは一般的に一括返済も利用されています。
4.繰り上げ返済
ビジネスローンでも、毎月決まった金額を返済する以外に多めに返済することも可能です。
とくにローンカード型のビジネスローンであれば、コンビニATMや銀行ATMで資金に余裕があるのであればいつでも自在に返済が可能です。
まとめ
ビジネスローンの返済方法は、選ぶビジネスローンによって決まっています。
- ローンカード型のビジネスローンの場合 → 残高スライドリボルビング返済
- 事業融資専門会社のビジネスローンの場合 → 元利均等返済
が多くなっていますが、金融機関によって違うのです。
ビジネスローンを比較検討するときに、返済方法で比較する必要はそれほどないのですが
残高スライドリボルビング返済の場合は
- メリット:徐々に毎月の返済額が少なくなっていく
- デメリット:元利均等返済と比較して返済期間が長くなる=利息も増える
元利均等返済の場合は
- メリット:残高スライドリボルビング返済と比較して返済期間が短い=利息も少ない
- デメリット:毎月の返済額は完済まで一定
というメリットデメリットがあることを認識しておきましょう。