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ビジネスローンと不動産担保ローンは両方とも、事業性資金として借り入れをすることができるローンです。ではどういった点が違うのでしょうか?ここではビジネスローンと不動産担保ローンの違いを徹底比較します。
ビジネスローンと不動産担保ローン比較
比較項目 | ビジネスローン | 不動産担保ローン |
---|---|---|
利用者 | 個人事業主,法人経営者 | 個人,個人事業主,法人経営者 |
保証人 | なし。法人の場合、経営者の連帯保証が必要 | なし。法人の場合、経営者の連帯保証が必要 |
担保 | なし | 不動産担保が必要(土地、マンション、戸建て、ビル、別荘など) |
金利 | 10%~15% | 5%~10% |
融資額 | 300万円~1000万円 | 担保次第で億単位まで融資可能 |
返済期間 | 最長10年 | 最長25年 |
資金繰りの活用 | 短期 | 短期も、長期も可 |
毎月の返済額 | 普通 | ビジネスローンよりも長期返済にすることで毎月の返済額も減らせる |
即日融資 | 可能 | 不可。1週間以上 |
資金使途 | 事業性資金可 | 商品によって事業性資金OKのものとそうでないものがある。当サイトで紹介している不動産担保ローンは事業性資金利用可能 |
初期費用 | 不要 | 事務手数料、印紙代、不動産鑑定費用、登記費用などが費用 |
ビジネスローンと不動産担保ローンの大きな違いは担保があること
名前からもわかるとおり、ビジネスローンと不動産担保ローンの大きな違いは
「無担保ローン」か「有担保ローン」かという点です。
不動産とういう担保があるからこそ、金融機関は安心して資金を融資することが可能になります。担保があれば、返済が遅延し、貸し倒れになった場合でも担保である不動産を競売にかけて売却することで資金の改修ができるからです。
不動産担保ローンはビジネスローンと比較すると金融機関側に貸し倒れリスクの少ないローンサービスなのです。
リスクが少ないからこそ
- 低金利で貸せる
- 審査が通りやすい
- 返済期間を長期間に設定できる
というメリットが生まれてくるのです。
ビジネスローンの優れた点は「無担保」「即日融資」「諸費用無料」で融資ができること
不動産担保ローンとの違いでビジネスローンに優位性がある点としては
- 無担保であること
- 即日融資ができること
- 諸費用無料
の3つが大きいのではないでしょうか?
不動産の担保を用意できるという個人事業主や法人経営者は決して多くないということなのです。住宅ローンなど別のローンの抵当に入っている不動産は担保としては価値がない為、抵当がついていない不動産担保を用意する必要があるのです。
不動産取引の事業を行っている不動産会社であれば、担保にできる不動産も多いかもしれませんが、そうでない場合はなかなか担保を用意することは難しいのです。
また、不動産担保ローンの場合は審査に時間がかかります。不動産の担保評価の鑑定をしなければならないからです。
その点、ビジネスローンは最短60分審査、最短即日融資が可能というビジネスローンもあるぐらいです。すぐにお金が必要という資金繰りに困っている方に非常に助かるサービス設計になっているのです。
さらに諸費用無料というのはビジネスローンのみを利用している場合には「当たり前でしょ」と思ってしまうかもしれませんが、不動産担保ローンには諸費用が発生するのです。不動産なので抵当権の設定など登記が必要なので、そのための不動産鑑定士の費用、登記費用、事務手数料が発生してしまうのです。これがないというのもビジネスローンのメリットなのです。
不動産担保ローンのリスクを知っておく
不動産担保ローンというのは、担保があるのであればビジネスローンと比較して低金利、長期間、高額の融資が受けられるローンサービスです。
しかし、不動産を担保にするということは返済が滞ってしまった場合は、金融機関の判断で競売にかけて現金化し、債権の回収にまわすことができることを意味します。
返済できなければ不動産は失う
ということを意味するのです。
まとめ
ビジネスローンと不動産担保ローンはどちらにもメリットデメリットがあります。
- 不動産担保を用意できるのか?
- どのくらいの資金が必要なのか?
によって、ビジネスローンと不動産担保ローンのどちらを選ぶべきかは決まってきます。違いを正確に把握した上で決定しましょう。